医療法人社団綾和会 掛川東病院

ミス発生による”時間の無駄”は”売上の減少”と同義。
1件の無駄リスクよりCrossLog費用のほうがコスパがよいです。

  • エリア:静岡県掛川市
  • 使用電子カルテ:モバカルネット
  • 患者数:約250名(内、約7割が居宅) ※インタビュー時

内容
導入前 Google系のサービス(スプレッドシート・カレンダー)で管理。
ミス防止のため幾重のチェックが必要だった
導入後 人材を然るべき業務にあてることができた。チェックに要する時間や抜け漏れの軽減により生産性が向上した。

静岡県掛川市にて、病院だけでなく介護老人保健施設と介護医療院も併設している医療法人社団綾和会 掛川東病院様。
今回は同院の院長 宮地紘樹先生にお話しを伺いました。

Q.まずは貴院についてお話しください

- 地域と医療のハブになれる病院「コミュニティホスピタル」を目指す -

当院は2015年に静岡県掛川市で開院しました。
病院の他に、介護老人保健施設「桔梗の丘」と掛川東病院介護医療院も併設しています。 病床数は病院で190床、「桔梗の丘」で100床、介護医療院では50床と合計340床あります。
2019年には地域包括ケアと在宅診療部を立ち上げ、在宅診療の患者さんも増えてきています。 現在は約250名ほどの患者さんを診療しており、約7割が居宅患者で、ほぼ癌末や難病の患者さんです。年間でお看取りは170~180件ほど、新規の患者さんは200名ほどの受け入れを行っています。 しかし医師が足りず、ある程度の患者数になると回せなくなるため毎年4ヶ月ほど新規の受け入れを止めてしまっているのが現状です。

昔は最期を当院で迎える患者さんも多く、そのイメージが地域の方にもありました。
しかし地域のニーズもあり、家で最期を迎えられるように回復期の病床を作ったり、病院自体も変えていきました。
地域と医療のハブになれる病院「コミュニティホスピタル」を目指しています。
その肝になっているのが在宅診療部です。現在、患者さんは在宅での看取りも選択できるようになりました。

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Q. これまでのスケジュール管理方法を教えてください

- Googleサービスの活用(スプレッドシート・カレンダー) -

前職で訪問診療のクリニックに勤めていたので、始めはそこと同じ運用でスタートしました。
主にGoogleのサービスを活用していました。スプレッドシートで手作りのカレンダーを作成し、そこに1ヶ月分の訪問スケジュールを登録します。 次月は、その前月分をコピーして作り調整をする、というスケジュール登録方法でした。
スプレッドシートを使っていたのは、

  • Googleカレンダーよりも曜日や時間の変更処理が楽(特に複数の変更があった場合)
  • メモに持参物や変更に関する内容の記録ができる

ためです。
しかし事務のほうでは、さらにそのスプレッドシートからGoogleカレンダーに登録し、カレンダーの中に住所や患者さんの電話番号などを入力していました。
私がGoogleカレンダーをあまり見ていなかったため、事務がスプレッドシートの変更に気が付かず抜け漏れが発生することもありました。

翌月の予定も前月分をコピーして作成しており、そこに多くの工数が発生していました。 月のシートが2種類あり(「変更前のオリジナルの予定」と「変更が発生した実際の予定」)、オリジナルの予定表をマスターとしていました。
予定作成が人の手によるもので、人為的なミスがあるため必ずダブルチェックをします。 モバカルから患者リストを出力して1件ずつ予定を検索して・・・そんな大変な思いをしても、それでも抜け漏れがあった時にはかなりのストレスでした。

当時はそのやり方に慣れていたり、訪問診療部を立ち上げたばかりだったため「そんなものか」と思っていたりしました。
しかし、慣れていたためできたその方法に、課題感はずっと感じていました。

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Q. CrossLogを導入してどう変化しましたか

  • 抜け漏れによる人件費の無駄が軽減
  • 習熟したスタッフが本来の業務に時間を割けるため生産性が上がった

先ほどお伝えした通り、スプレッドシートは2種類作っていました。
クロスログでは予定作成に「繰り返し機能」があるので、その機能を使って予定を登録しておけば、それがマスターとなります。 予定が変更になった場合でも、その日だけを単発で変更すれば他の定期訪問は変わらずに登録がされています。
マスターと変更になった予定の2種類のスプレッドシートの役割がクロスログ1つで行えます。それはかなり楽になりました。

スプレッドシート内で使用していたメモや、架電ができる(スマートフォンからクロスログを開いた場合)ところも欲しい機能でした。 ケアマネさんに電話をしたい場合は、クロスログでは電話番号の表示がすぐにできるためスマートフォンでもよく使用しています。 これまではGoogleサービスを複数使っていたことが、ここもクロスログに集約されています。

訪問診療は”スケジュールが肝”だと思っています。
医師にも人件費があり、効率が悪いルートや抜け漏れが発生した時には、その人件費が無駄になります。 また、誰でもできる作業を習熟したスタッフがやることも無駄に感じます。
その無駄がなくなるのであれば、クロスログを導入した方が圧倒的にコスパはよいです。

昔はスケジュールのことで時間を取られることが多くありました。
今はその時間も軽減でき、人材が然るべき業務に時間を割けるため、生産性が上がったと感じています。



Q. その他に活用している機能はありますか

私の日中の予定はすべてクロスログに入れています。会議やその他の予定など。
予定に色をつけたりすることで、視認性を上げています。

  • 予定カラー

院内で予定カラーのルールを決めて共有しています。 カラーを付けることで、一目で予定がわかりやすいようにしています。

  • 他の医師の予定確認

全体の予定を俯瞰で捉えやすいため、他の医師の全体の予定はクロスログで確認しています。
事務所では大きなモニターにクロスログの予定を映しているので、全員で情報が共有されています。

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Q. 今後クロスログに求めることはありますか

多機能なのはいい事ですが、それが取捨選択できるようになるとよいです。 機能が使う人によってシンプルにできる。 あくまでもスケジュール管理のために使っているので、機能が増えることで工数が増えたり、UIがわかりにくくなるのは避けてほしいです。 今はぱっと見て予定が分かりやすいので、そこは変わってほしくないところです。

診療だけでなく、地域のために企業や行政と協力してさらなる医療の発展に貢献されている宮地先生。
ご多忙の中、インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。



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■ 住所
〒436-0030 静岡県掛川市杉谷南1丁目1‐1
https://www.kakegawa-higashi.com/