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訪問実績の確認を1〜2時間から5分に!在宅患者約300名を支えるクロスログを活用した在宅業務効率化

あけぼのファーマシーグループ

茨城県で9店舗を展開するあけぼのファーマシーグループ様。30年前の開局当初から在宅医療に取り組み、地域の在宅インフラを支え続けています。 今回は、在宅医療部門のマネジメントを担う坂本様に、在宅業務の管理方法やクロスログ導入後の変化、日々の活用方法についてお話を伺いました。

クロスログ導入概要
薬局名 あけぼのファーマシーグループ(あけぼの薬局)
エリア 茨城県つくば市・常総市・下妻市
店舗数 9店舗
利用サービス スケジュール管理・多職種連携アプリ
導入前の課題 複数のツールに分散した患者・訪問情報の管理や、薬剤師ごとの判断に頼った訪問ルート調整に手間がかかっていた。
導入後の変化 地図を活用した訪問ルートの効率化、店舗間の患者情報共有を実現。訪問実績の確認作業を1〜2時間から約5分に短縮。

9店舗で在宅医療に取り組み、約300名の患者を支える

まずは薬局での在宅医療の取り組みについて教えてください。

当薬局は、茨城県の県南地区で9店舗を展開しています。全店舗で在宅患者さんへの訪問を行っていますが、店舗によって対応規模は差があり、少ない店舗では月に5名前後ですが、在宅専門チームがある「あけぼの薬局メディカル店」では、約300名の患者さんを担当しています。

患者層も幅広く、全店舗を合わせると半数以上が医療依存度の高い患者さんです。メディカル店では8割以上ががん末期や神経疾患、小児疾患などの患者さんとなっています。

在宅医療を始めたのは、1996年の第1号店の開局当初からです。当時から無菌調剤室を設けるなど対応していましたが、2008年に私が中心となって在宅専門部署を立ち上げ、そこから徐々に規模を拡大してきました。

あけぼの薬局導入事例素材3

訪問スケジュール管理の属人化と、ルート調整の課題

導入前の在宅業務の管理方法や課題を教えてください。

クロスログを導入する前は、訪問スケジュールをGoogleカレンダーで、患者情報や訪問実績などをMicrosoft Accessで管理していました。

全体の割り振りは私が行って、具体的なスケジュールや訪問ルートは担当薬剤師に任せていました。当時は土地勘のない薬剤師が新規患者への訪問に苦労するケースがあり、カーナビを使ってもなかなかたどり着けないこともありました。

そうした中で、患者さんのスケジュールを組むと自動的に訪問ルートを作成できるクロスログの機能に魅力を感じ、「これは便利そうだな」と思ったのが導入のきっかけです。

地図連携によるルート最適化と、実績確認の「1〜2時間から5分」への縮小

導入後、スケジュールの調整方法はどのように変わりましたか?

特に感じているのが、地図上で患者さんの位置を確認しながらスケジュールを調整できるようになったことです。 位置関係が視覚的に分かるので、「近い場所にいる患者さんを別々の薬剤師が訪問しているなら、担当を入れ替えた方が効率的ではないか」といった判断をしやすくなりました。

以前は薬剤師それぞれの感覚に任せていた部分もありましたが、地図を見ながら全体を把握することで、より効率的なスケジュールを組みやすくなったと思います。

他にも大きな効果を感じている業務があるようですね。

もう一つ、大きな効果を感じているのが訪問実績の確認です。 以前は、訪問記録と実績情報を手作業で照らし合わせる必要があり、確認に1〜2時間ほどかかることもあり、毎回かなり手間のかかる作業でした。

現在は、クロスログから訪問実績を出力して確認できるようになったので、今まで1〜2時間かかっていた作業が、5分程度で終わるようになりました。個人的には、ここが一番大きなメリットですね。

患者情報の一元化により、店舗をまたいだ緊急対応をスムーズに

店舗をまたいだ緊急訪問が発生する際、どのような課題がありましたか?

夜間や休日などに緊急訪問が発生し、担当店舗の薬剤師が対応できない場合には、別店舗の薬剤師が代わりに訪問することがあります。

その際、以前は患者さんの住所や電話番号といった最低限の情報しか分からず、調剤方法など訪問に必要な詳細情報を十分に把握できないまま対応するケースもありました。

クロスログの活用で情報共有はどのように改善されましたか?

現在はクロスログに患者情報を一元管理しているため、他店舗の薬剤師でも、住所や電話番号だけでなく、病名やキーパーソン、調剤方法のメモなど、必要な情報をすぐに確認できます。

担当店舗にかかわらず必要な情報にアクセスできるようになり、店舗をまたいだ緊急訪問にもスムーズに対応できるようになりました。

スマホひとつで、訪問先でも処方内容を手軽に確認

直近では薬局向けの機能も追加されました。使い勝手はいかがでしょうか。

スマートフォンで処方内容がすぐに確認できるのが便利ですね。 訪問時にはパソコンで電子薬歴を確認することもありますが、パソコンはどうしても起動に時間がかかりますし、ちょっと確認したいときにパッと開いて見るという操作のしづらさを感じていました。

その点、クロスログなら手元のスマートフォンですぐに確認できます。「前回どんな薬が出ていたか」という確認をはじめ、患者さんの在宅医療に関する情報を訪問先でスマートフォンひとつで手軽に確認できるのが非常に便利です。

あけぼの薬局導入事例システム 訪問予定から処方・残薬まで一連の流れで確認・管理が可能

新しい機能は現場にもスムーズに浸透していったのでしょうか?

こういう便利な機能を紹介していくと、メンバーみんなが「やっぱりこっちの方が全然便利でいいよね」となってくれており、今では元に戻そうという声は一切出ないくらい浸透しています。

202608 導入事例記事内バナー 訪問調剤スケジュール

クロスログ コネクトを活用し、薬局内の円滑なコミュニケーションを実現

薬局内のコミュニケーションツールとして「クロスログコネクト」を選んだ理由は?

薬局内のコミュニケーションでクロスログコネクトも活用しています。 以前は別のチャットツールを利用していましたが、機能制限などの課題があり、クロスログコネクトに移行しました。

移行する大きな決め手となったのが、患者さんの個別ページから、その患者さんに紐づいたチャットを直接作成できることです。患者情報もチャットに紐づくので、住所などを改めて入力する必要がありません。

具体的にどのような運用をされていますか?

現在は、患者さんごとのチャットグループに加えて、在宅業務に関する全体チャットグループなども作って、用途に応じて使い分けています。 もともと別のチャットツールを導入していたこともありますが、シンプルな操作感で使えるので、新しいツールへの移行に対する抵抗感はほとんどありませんでした。

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最後に今後の展望について教えてください。

創業初期から在宅医療に携わり、これまで薬剤師が在宅の現場で活躍できる環境づくりに関わってきました。今後も、そういった活動をもっと広げていきたいと考えています。

一方で、在宅医療にはまだ地域格差があります。特にがん末期や小児疾患など、医療依存度の高い患者さんになると「対応してくれる薬局が限られている」という声を、医療機関やケアマネージャーからよく聞きます。

近隣の病院の先生方から「ここまで重症な在宅対応をやってくれるのは、あけぼの薬局さん以外にないよね」と言っていただいてありがたいですが、地域全体のインフラとしてはまずい状況なのではないかと危機感も持っています。

そのためにも、自分たちの薬局だけで在宅医療を支えるのではなく、地域全体で支えられるようにしていきたいと思っています。これまで私たちが蓄積したノウハウを他の薬局さんにも共有して、在宅医療をもっと薬剤師の活躍の場にしていきたいですね。

あけぼの薬局2

公開日

インタビューにご協力いただいた施設

あけぼのファーマシーグループ

■ 住所(あけぼの薬局メディカル店)
〒305-0005 茨城県つくば市天久保1-3-1

■ HP
https://www.akebono1.com/